ジオサイクリング

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」鳥取駅・東浜駅停車歓迎- 山本隆弘鳥取市観光大使と楽しむジオサイクリング ー

…イベント名称長いですね。

略してジオサイクリングと言っていましたが。

 

今年初のイベント参加は鳥取県東部でのものとなりました。

しかも息子と一緒に参加です。

昨年のクリスマスにクロスバイクを手に入れ、数えるほどしか乗っていないのに50kmコースにエントリー。

さらに4月開催の「グランツールせとうち」の110kmコースにもエントリー済みという事態。

そして、天候は雨という最悪のコンディション。

走りきれるのかという一抹の不安がつきまといます。

実は当日の朝、参加はぎりぎりまで見合わせていました。

インフルエンザから回復して間もないことと天候のことを考えると、参加はさせない方が…と思ったからです。

しかし、子どもの主体性を育てるという意味合いからも、とにかく息子に意見を聞こうと思いました。

「行くで。」

迷うことなく答えました。

”これならいけるか”

少し不安は軽くなりました。

 

スタート直前に雨脚が少し強まり、自身のウェア選択を誤ったかなと後悔。

息子はカッパを着て走ります。

ご覧の通り、タイヤやブレーキにカッパが巻き込まれないかと心配になりましたが、女性がスカートで自転車に乗るようにと息子に説明し、結果、巻き込むことはありませんでした。

加えて、途中でF氏よりご指摘いただいたのですが、靴か靴下の上にビニール袋を履かせておけば良かったと…。

自分はシューズカバーを着用しているというのに…失態です。

ビニール袋を履かせることもしましたが、滑るという理由から結局写真のような状況で終盤まで走りました。

 

第一エイドの補給食です。

砂丘卵とらっきょう肉まん。

らっきょう肉まん?これ、いったいどこで食べられるのでしょう?

少なくとも身内でこれを知る人はいませんでした。

実に美味しそうです。

 

すなば珈琲の提供もあったのですが到着したときは「切らしてしまって」とボランティアさん。

この状態で砂丘卵を食べたものですから口の中の水分を一気に奪われ、軽く窒息する事態に陥りました。(ボトルはロードに置いたまま)

間一髪、珈琲ができたという知らせを聞き、慌ててエイドへ。

なんとか事なきを得ました。

ここでとある親子にお会いしました。

先日、卒業したばかりの春から中学生の男の子とそのお父さんです。

「今日は何キロコースですか?」

「50㎞です。」

「え?何年生?」

「4年生。」

「オレより2つ下じゃん!」

「今日、またどこかでお会いできるかもしれませんね。」

「そうですね。」

「では、また。」

このような会話だったと思います。

思いがけない出会いに息子のテンションも高まります。

 

そして出発。

 

雨の中、らっきょう畑のアップダウンを進んでいきます。

濡れた体には少しの向かい風でも体温を奪われてしまいます。

しかも体を温めようとしてもスピードは出せません。

我慢が続きます。

 

そして今日一番の難関と言ってもいいでしょう。

駟馳山の上りに差し掛かります。

息子も途中までは余裕だったのですが、少しずつ口数も減り、とうとう足を着いてしまいました。

「押して歩いてもいいだで?」

とにかく進めばいい…と、私は思っていたのですが、

「いい、絶対歩かん。」

と息子。

足は着いても歩いて上ろうとはしません。

勢いをつけてふらつきながら(後方は私が確認しつつ)でも自転車で進みます。

普段はすぐに投げやりになるくせに、この気持ちの強さはなんでしょう?

親として”とにかく進めばいい”と考えた事が少し恥ずかしくなりました。

 

そして無事に駟馳山を上りきることができました!

感動もそこそこに、下りは十分注意するよう促しながら大谷へ。

 

しばらくすると田後の上りが見えてきます。

ここでもやはり足を着きます。

しかも何度も。

その度に私も止まって励まし、無理はするなと言うのですが、絶対に押して歩きません。

「あとちょっと。そこのコーナーを曲がったら下りだから。」

…よくある”もうちょっと詐欺”を息子にしてしまいました。

「坂キライ!」

「まだ上り!!」

愚痴りながらもペダルを回す足は止めません。

そして城原海岸に到着です。

「すご…。」

思わずつぶやく息子。

その景観もそうですが、自分の足でここまで上ってこられたことに、なんとなく感動しているのかもしれませんでした。

 

浦富海岸を通り、しばらく道なりに進みます。

羽尾ではおばあちゃん4名が息子の姿を見るなり、

「ほら!ちっちゃい子も走っとるが!がんばれ!!」

と、手を叩いて励ましてくれます。

エイドでもそうでしたが、こういうのってすごく力になりますね。

家の中から手を振ってくださったご家族もありました。

本当にありがたいことです。

 

東浜海岸を横切り、ようやく折り返し地点の東浜駅と交流センターが見えてきます。

「よっしゃ!」

息子、思わずガッツポーズです。

 

体育館で塩おにぎりと味噌汁いただき、地元の方々による傘踊りを鑑賞。

ふとテーブルを見ると、エイドで出会った親子に再開です。

少し詳しく伺うと、息子さんのために初心者でも参加しやすいイベントを探していたところ、今回のこのイベントを見つけ、わざわざ滋賀県からお越しいただいたようでした。

「天気は悪くても景色は堪能してますし、砂丘も目の当たりにすることができて、とても有意義なイベントです。参加できてよかったです。」

と仰っていました。

地元の人間としては、これほど嬉しいことはないなと思って聞かせていただきました。

今度はこちらが琵琶湖に伺う番ですね。

 

再出発後はその親子とF氏と一緒です。

旧国道…とは、とても思えない道を上り、浦富海岸へ出ます。

(写真ブレ)

 

しばらく走った後、平地でスピードダウン。

後続の方には申し訳ないので先行していただきます。

そしてまた駟馳山の上りです。

かなりゆっくりでしたが、ここでは足を着かずに息子も根性で上りきりました。

大したヤツです(親バカ)。

下った先、右折してミスコース。

平地でも口数が減っていきます。

砂丘手前の上りも結構な斜度でしたが、足を着きそうになるのを縁石を蹴って堪えて上りきります。

さすがに足にきていたようで、痙攣しかかっているようだとF氏より助言いただきます。

私マッサーになり、息子の足を揉みほぐしますが…悶えてます。

 

ここまでくればあと一息。

こどもの国の坂を上り、雨だと少し怖い坂を下ります。

あとは千代川へ向かいます。

50㎞…。

多少慣れている自分なら短く感じる距離ですが、息子にしたら最長距離です。

長いようで短かったサイクリングイベントもいよいよゴールです。

ゴールのバルーンを見かけ、元気の出た息子とのスプリント勝負。

勝負を制したのは息子でした。

ゴール後はいもこん鍋をいただきます。

冷えた体に熱々の鍋が染み込んでいきます。

そして、最後の最後に滋賀県の親子さんに出会い(どうやらゴールを待っていてくれた様子)、

「またどこかで。」

「じゃあね。」

そんな言葉を交わし、お別れしました。

きっとこの出会いは、またどこかで繋がるだろう…そんな気がします。

 

終盤、ゴールの遅い人たちのために道案内がなくなっていたことや、各所のマンホールとグレーチング、道幅の狭さ、後方からのクラクションなどなど、多方面で課題も残るようですが、少なくともうちの息子は楽しめたようです。

開催に当たられたすべての方々、サポートライダーやボランティアスタッフの皆さま、このような機会を与えてくださって感謝しております。

またこのような企画をご検討されていると耳にしましたので、楽しみにしています。

 

そういえば、本日付の日本海新聞にF氏、滋賀県のお父さん、息子と私の写真が掲載されているようです。

家族やクアさんから連絡をいただいて驚きました。

介護療養中の祖母もひ孫と孫の姿を新聞で見て、とても喜んでおりましたので、新聞社さまへも感謝申し上げたいと思います。

 

ありがとうございました。

(本記事の写真のほとんどはF氏による撮影です。クアさんにもスプリント勝負の際、連写していただきました。重ねてお礼申し上げます。)

 

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